文法を見直そう

「なんとなくこんな感じだったはず」「正直言うと、あっているのか不安……」という文法項目を見直していきたいと思います。

would? could? or might?

長年オーストラリアで暮らしていて生活のあらゆる場面で英語にふれているのに、いまだに苦手なものがwouldやcould、mightなどの使い方です。基本的な文法であるはずなのに、あいまいなままにしている方も少なくないのでは?

今回はそれぞれにhaveが加わったときの使い方の目安を復習しようと思います。IELTS対策としては、スピーキングでこの使い分けができていると、より「流暢に話している」ように印象づけられると思います。

1.「would have」: If she’d studied a bit harder, she would have passed the exams.  HIGH CERTAINLY

2.「could have」: If she’d studied a bit harder, she could have passed the exams.  POSSIBLE

3.「might have」:If she’d studied a bit harder, she might have passed the exams.  NOT VERY POSSIBLE

例文の1から3へと順に、その可能性が低くなります。1のさらに上の可能性を表現したいときにはmust haveを使います。

なんとなくわかっているつもりでいる文法でも、確実に理解し、使えるようにしておくことが、スコアアップにつながります。わたし自身、あやふやなままにしている文法事項がどれだけ多いことか! 反省です。

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仮定法

アイエルツライティングにおいてもスピーキングにおいても文法には気をつけるべきです。あやふやなまま使っていると、減点の対象になりますし、小さなミスを減らしていくことがアイエルツスコアアップへの確実な道となります。

わたしがアイエルツ対策中にたびたび「あれ?」と悩んでしまう文法が仮定法でした。ここできちんと復習しておきたいと思います。

Zero Conditional: Certainty
If you heat chocolate, it melts.

この形はどういう時に使いますか? 例えば、フライパンにチョコレートを入れて火にかけてみたらどうなりますか? とけますよね。Zero Conditionalは未来や過去についてのお話ではありません。もっと言うと現在のことでもないのです。「結果」について述べるときに使います。それも、いつでも同じ結果になるようなことについて使います。チョコレートの例の他には、例えば「If I am late for work, my boss gets angry」「If I don’t eat, I get hungry.」というように。これがZero Conditionalです。

First Conditional: Real Possibility
If it rains, I will stay at home.

では、この形はどうでしょう? 想像してみてください。例えば、ある日の朝、家にいます。空をみてみると雲が多くて今にも雨が降りそうです。午後には友達とサッカーをする予定があります。このシチュエーション「未来」の事柄について、かなりの確率でそれが起こりそうなとき)には、First Conditionalです。他には、「If I see Marie, I will tell her about it.」「If he don’t pass the exam, his parents will be sad.」などがFirst Conditionalです。

Second Conditional: Unreal Possibility or dream
If I won the lottery, I would buy a house.

次に、この形はどうでしょう? First Conditionalと同じく、わたしたちは「未来」について考えています。ところがこの形は、「可能性が低いこと」や「夢のようなこと」の場合に使います。例えば、将来のいつか、ロトのチケットを買うかもしれません。そして当たるかもしれません。つまり、その結果が起こる確率がとても低いとき、でも可能性がゼロではない場合にSecond Conditionalを使います。他には、「If I married Tom Cruise, I would be very happy.」などがSecond Conditionalです。

Third Conditional: No Possibility
If I had won the lottery, I would have bought a house.

最後に、この形はどうでしょう? First ConditionalとSecond Conditionalは未来について考えていました。Third Conditionalは「過去」についてをあらわします。それも「起こらなかった過去」についてです。夢のようなこと、そして夢のまま終わってしまった場合がThird Conditionalです。もしロトに当たっていたら(実際には当たっていない)、家を買ったのになぁ(実際には買えなかった)というシチュエーションですね。他には、「If I had seen Marie, I would have told her about it.」などがThird Conditionalです。

まとめ

Probability Conditional Example Time
100% Zero Conditional If you heat chocolate, it melts. Any time
50% First Conditional If it rains, I will stay at home. Future
10% Second Conditional If I won the lottery, I would buy a house. Future
0% Third Conditional If I had won the lottery, I would have bought a house. Past
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「also」の位置?

IELTSライティングで、下記のセンテンスでは「also」の位置が間違っています。

「Also, I expect that……」

‘also’はどこに入れるべきなのか?

正しくは「I also expect that……」となります。

「Also computers have negative effects on our lifestyles.」
も間違いですね。

正しくは「Computers can also have negative effects……」となります。

つい文頭にもってきてしまいがちな’also’ですが、小さなミスがスコアアップの妨げになることをお忘れなく!

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