IELTS受験記

IELTSで目標スコアをとるためにすべきこと、それは「コツをつかんだ勉強をする」ということにつきると思います。効率よく、的を絞った練習を繰り返すことによりスコアは必ずアップするはずです。「IELTS受験記」では、IELTS専任の先生や現役試験官から教わったこと(コツ!!)を紹介したいと思います。それからわたしの受験地がゴールドコーストだったので、そこでの受験体験も参考になればと思います。

IELTSスピーキング Part3のコツ

IELTSスピーキングPart3では、Part2のトピックに関連したことを質問され、試験管との会話形式ですすめられます。質問そのものは抽象的な内容であることが多く、即座に自分の考えをまとめて意見を述べる必要があります。そのことについてどう思うのか、何故そう思うのか。

まだ緊張は続いているかもしれませんから、言葉につまらないように、また一言で終わってしまわないように、答えるときのポイントをまとめてみました。

General → Specific Technique (2 to 3 sentences for each question)

  1. Give a general opinion about the topic
  2. Then give a specific reason or example in the next 2 to 3 sentences

このポイントをもとに、自分で質問に対する思考パターンを決めて練習するといいかもしれません。わたしは、そのトピックに対して(トピックは多岐にわたりますが)、下記のようなことをパパッと頭の中でまとめられるように順序だてて考えるようしました。

  • Why is the topic important?
  • What are some problems related to the topic?
  • What are the causes, effects and possible solutions to the problem?

どんな事柄にも、以上のようなパターンで考えをまとめて話すと、短い対話にならずにコミュニケーションがすすみます。

余談ですが、IELTSのスピーキング対策を重ねるうちに、わたしは、IELTS対策としてだけではなく通常の英語での会話のときに自分の意見を言うことが不得意だと思うようになりました。そしてIELTSのスピーキング対策をするよりも前に「どうして自分の意見がパッとでないんだろう?」「そもそもわたしには意見がないのだろうか?」と、別の壁にぶちあたってしまいました。この問題についてはまた順次書いていきたいと思います。

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IELTSスピーキング Part2のコツ

IELTSスピーキング Part2では、よどみなく話すために、とにかく効率よくメモをとることが大事です。全体的にはpast→present→futureという流れをつくるようにわたしは心がけていました。スピーキング対策でも書きましたが「PREP Method」が効果的だったので、ポイントをまとめておきますね。

PREP Method

  1. make 1 sentence about my main Point
  2. then give 2 to 3 sentences to provide Reasons
  3. next,  give an Example, describe the Example using 2 to 3 sentences
  4. finish by repeating Point, but difference sentence

何を話すかを一瞬で決めてしまい、PREP Methodを頭に浮かべながらポイントをはずすことなく流れを決めてしまいます。そのときに、使いたいアカデミックボキャブラリーもメモしておくといいです。いったん話しはじめたら、必死になって言葉をつなごうとするため、同じことを繰り返しがちです。一度決めた流れからそれてしまわないように、言うと決めたことは必ずメモし、忘れずに口にしましょう

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IELTSスピーキング Part1のコツ

繰り返しになりますが、IELTSスピーキング Part1のコツはGive a good impression!です。以前にも第一印象はとっても大切だと書きましたが、具体的にはどのようにすればいいのか? 下記のポイントを頭にたたきこんで、そしてそれが態度となって自然にでてくるまで練習してくださいね。

  1. Voice – 大きな声でハキハキと! 発音やイントネーションに自信がなくても堂々と話します。
  2. Smile & Body language – 緊張しているのは当たり前ですが、笑顔を忘れずに。面接時間中を和やかな雰囲気にするためにも、意識して笑顔を作ることをお忘れなく。とくに部屋に入った瞬間と話しはじめるところまで、ニコニコしましょう
  3. Keep talking –  どんなに簡単な内容でも、シンプルな文法でも、とにかく話し続けましょう。必要であれば、Examinerがちゃんとストップをかけてくれますから、話し過ぎということにはなりません。自信なさげに沈黙してしまうことはよくありません
  4. Use fillers – そうはいっても言葉につまったり、どう話せばいいのか突然ふとわからなくなったりすることもありますよね。そんなときにも話し続けるために、fillersを使いましょう。間を上手にうめるために、例えば「You know…」「I mean,」「Well, let me think…」などが自然に口からでてくるように、いろいろな言い回しをストックしておきましょう。
  5. Use academic words – 最初の印象で「英語ができる」と思わせるためにも、アカデミックな単語を使うことを強くおすすめします。例えばaboutと言うところをapproximatelyと使ってみるとか。
  6. I need minimum score of 7.0!! – ごますりというわけではありませんが(笑)、「IELTSで7とらないといけないんです!」などと自分の目指すスコアを伝えてみてもいいかもしれません。これを言ったからといってスコアに関係するわけではありませんが、わたしがIELTS対策講座を受けていたときの先生(試験管資格あり)が、「あぁ、この人はこれぐらいを目指しているのかと伝わるからね。言ったからマイナスということもないし」と。できる限りのことはしたかったので、わたしは言いました(笑)。

予測のつかないPart2や3に進む前に、これらのことを心において、練習を繰り返し、堂々と話してくださいね。

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IELTSスピーキングにおける第一印象

まず最初にIELTSスピーキングで大切なことは、個室に入り試験官と会った瞬間に大きな笑顔とはきはきした口調、自信ある態度で挨拶することです。緊張しているのは当たり前ですが、挨拶の瞬間に気持ちを切り替えるよう努めてください。

現役試験官と話していたとき、彼は「最初の数分間の印象で『この人はこれぐらいのレベルだな』とだいたいの予測をつける」と言っていました。もちろん、試験官はちゃんと訓練された人たちで、正しい判断を下せるようトレーニングされていますが、彼らも人間です。第一印象をよくしておくに、こしたことはありません。

なので、挨拶からPart1につながる自己紹介のあたりまで、できるだけハキハキと流暢に話してください。わたしはまず下書きを作りました。それを暗記して、よどみなく話し続けられるまで何度も練習しました。

そして、どんなに簡単でシンプルな内容でも、アカデミックな単語を使うことをお忘れなく! それから「わたし、しゃべりすぎ!?」と思うぐらいペラペラと続けてOKです。口数は少ないよりも多い方が絶対に良いです。必要であれば、試験官がちゃんとストップをかけてくれますから。

まずは第一印象を最大限に良くすることを心がけてくださいね。

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IELTSスピーキングは練習あるのみ

アイエルツのリスニング、リーディング、ライティグ、スピーキングの4つの分野の中で、「スピーキングが得意!」という方はどれぐらいいるでしょう? 一般的に日本人は他の国の人々に比べてスピーキングが苦手と思われがちですが、実力がどうであれ、「自分はスピーキングが苦手だ……」と思い込んでいる日本人はとても多いように思います。

わたしもそうでした。いつも「ぜんぜん、話せない〜」と思っていました。本番後には「あ〜、絶対にスピーキングのスコアは4か5だ……」とかなり落ち込みました。でも結果は予想外の7.5でした。自分ではまったく上手く話せなかったと思っていたのですが、スピーキングのスコアアップのポイントを念頭におきながら、自分で練習したことが功をなしたのかなと思います。

独学でアイエルツに向けて勉強中の皆さんは、どのようにスピーキング対策をしていますか? リーディングやライティングの練習は繰り返していても、スピーキングを後回しにしていませんか? そしてそのことで、ますます自信をなくしていませんか? でも、できるだけの努力はしてみる価値ありですよ。

大まかなポイントは「スピーキング対策」で紹介しているので、ぜひともチェックしてみてください! とくにPart1は独学でスコアアップを目指せる部分です。Part2、Part3は当日に出題される問題によるところがありますよね。でも、Part1では試験官にどこまで「この人、話せる!」と好印象を与えられるかが勝負となります。

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アイエルツ受験記 / ゴールドコースト その2

ゴールドコーストでのアイエルツ受験当日についてですが、わたしが受験した2010年のある日の流れをご紹介しますね。テストセンター前に到着するとまず外で並んで待っていました。かなりの早朝で、たしか7時半には行っていたと思います。

受付を済ませたら、隣接するTAFE(Gold Coast Institute of TAFE)内へ移動して、かばんや携帯電話などの持ち物すべてをTAFEの教室に置くよう指示されます。一応、教室の入り口にはスタッフがいますが、その部屋へは誰でも出入りしていたので、お財布やiPhoneを置いていくのは心配でした。でも仕方がありません。気になる方は、できるだけ貴重品を持って行かないことをおすすめします

身分証明、えんぴつ、消しゴム、水筒(水だけ持ち込み可でした)などはアイエルツセンター内へ持って入ることができますが、それらを持って机に座る前に、必ずお手洗いを済ませておきましょう。TAFEのトイレを使います。アイエルツのテストはリスニングから始まりますが、そこからリーディング、ライティングと続きで行われます。約3時間はトイレに行けないと考えておいてください。わたしの時にはたまたまリーディングとライティングの間に行かせてもらえましたが、基本的にトイレ休憩はなし、だと思っておいたほうがいいです。

鉛筆は5本ほど持ち込みましたが、途中で鉛筆削りを借りることもでます。でもやはり、余裕をもって多めに持参しましょう。

リスニング、リーディング、ライティングが終了すると外へ出られますが、その前に、自分の机に顔写真や受験番号などが書かれてあるシールが貼ってあり、それを確認します。そこに午後からのスピーキングの時間が表示されているのです。それを確認したら、TAFE内の教室に置いてきた荷物を受け取りに行きます。一応、かばんの中身をチェックしておくといいかもしれませんね。

スピーキングの時間が午後一番の場合は休む間もなくそのままスピーキングへと続くのですが、わたしは3時45分からとかなり後のほうでした。3時間ほど時間をつぶさなければならず、ずっと緊張したままオーストラリアフェア内をうろうろしたり、軽食を食べたりして過ごしました(TAFEのすぐ近くにオーストラリアフェアという大きなショッピングセンターがあり、そこでフードコートやカフェなど利用できます)。

スピーキングに使われる場所はTAFE内の各教室で、15分前には指定された階へ行くようにします。そこでまた受付があるのですが、名前や時間を確認した後、そこに荷物を置いておくよう指示されます。もちろん携帯電話の音は消しておきましょう。そして、ドキドキと自分の名前が呼ばれるまで待ちます。

ざっとこんな流れになっています。

スピーキングの時間によっては、長~い一日になります。最初の3時間を集中して乗り切るためにも、体調を万全に整えることが本当に大切です。そしてわたしはお手洗いが近いので、自宅を出る前にはできるだけ飲み物を口にしないようにしていました。「前日の夜は早く寝て、当日の朝ごはんと飲み物は軽い目に」、これもIELTSの先生に注意されたことの一つでしたよ(笑)。

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アイエルツ受験記 / ゴールドコースト その1

わたしは過去3回のアイエルツ受験すべてをオーストラリアのゴールドコーストで経験しました。アイエルツの受験者数が飛躍的に伸びたためか(世界各国からの留学目的はもちろん移民目的での受験者も多いんです)、数年前にゴールドコーストにあるTAFEという国の教育機関(Gold Coast Institute of TAFE)に隣接するかたちでアイエルツ専門のテストセンターが完成しました。

センターと言っても、だだっ広いスペースに所狭しとデスクが並べられているだけなんですけど。ここの入り口にあるオフィスでアイエルツの受験日程の確認や申し込み、そして結果の受け取りなどが可能となっています。

GCIT(Gold Coast Institute of TAFE) – IELTS
Address: 91 Scarborough Street, Southport, QLD 4215
Tel: 61 7 5581 8340
Fax: 61 7 5581 8329
Web: http://www.goldcoast.tafe.qld.gov.au

次回はこのセンターで受験するさいの注意点というか、どういった流れなのか書いてみたいと思います。基本的に一日ですべてをこなすことになるので、夕方にはどどっと疲れがでます(笑)。

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採点基準を知ろう

どんなテストでも、その特徴や形式を理解したうえで対策をたてることが大切ですが、採点基準を知っておくことも忘れてならないポイントです。IELTSのスピーキングとライティングに関しては細かな採点基準が公表されているので、まずはそれらを確認しましょう!

IELTS Speaking Band Descriptors (Public Version)

IELTS Writing Band Descriptors: Task1 (Public Version)

IELTS Writing Band Descriptors: Task2 (Public Version)

何度受験しても目標スコアに達しない人、6.0あたりで伸び悩んでいる人などは、Band6とBand7の違いは何なのか? Band8をとるためには何が必要なのか? など知っておくと、どこに気をつけて勉強したらいいのかみえてくると思います。

わたしも最初は知らなかったのですが、これらを確認したことにより、Band7以上を目指すのであれば、アカデミックなボキャブラリー使用はもちろんのこと、小さなミスにも注意するようになりました。

自身の意識を変えていくうえでも参考になるのではないかと思います。

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