リーディング対策

時間配分とSkimming&Scanning

リーディングで最も大切なのは時間配分です。60分で3つのセクションすべてを解答するためには、ゆっくり読んでいてはネイティブでも時間が足りません。リーディングもコツをつかんで練習するのみですが、常にSkimming&Scanningを心がけましょう。すべてを読んで理解する必要はなく、答えを探すために読む」という方法に慣れるしかありません。

IELTS担当の先生には、各パラグラフの最初のセンテンスだけに目を通し(2〜3分で)、だいたいの内容を理解したら問題を読み、キーワードを確認し(必要であればキーワードに丸印をつけたり、アンダーラインをひいておく)、答えのありそうなパラグラフに戻って答えを探すという方法をすすめられました。これがリーディングの基本姿勢。

IELTSリーディンにはSection1〜3までありますが、リスニング同様だんだんと難易度がアップしていきます。なので、3つのSectionに各20分づつ使っていたのでは、Section3で時間が足りなくなってしまいがちです。時間配分の目安としてはSection1と2で合計30分、残りの時間をSection3にあてる、ぐらいの気持ちで練習してみましょう。

そしてリーディングにもIELTS独特の形式があり、その問題の解き方に慣れておく必要があります。たびたび出題されるのが各パラグラフにタイトルをつける問題、Yes/No/Not Given(またはTrue/False/Not Given)問題、穴埋め形式のサマリー問題などです。

タイトルをつける問題では、先に問題に目を通して各タイトルのキーワードを確認しておきます。そして各パラグラフの最初の一文だけを読みます。これでだいたい何のことについて書かれているパラグラフなのか予想がつきますが、それでもピタッとくるタイトルが選べない場合は続く文章も読み進めていきます。でも、じっくり時間をかける必要はありません! 「タイトルを探しているんだ」という気持ちを忘れずに

Yes/No/Not Given(またはTrue/False/Not Given)問題は好き嫌いや得意・不得意と意見が分かれる形式ですよね。いったん苦手意識を持ってしまうとやっかいですが、これも慣れるしかありません。IELTSの先生によく言われたのは「その内容が本文に書かれていたらYes、反対のことが書かれていたらNo、まったく触れられていなかったらNot Given」だということです。でもそれが、なかなかトリッキーなんですよね。加えて、下記にも書いていますが、類語を知っているかどうかも大きなポイントとなります。その単語の意味を知らないがためにYesかNoか判断できない! という場合があります。コツコツと語彙力を高めておくことをお忘れなく。

穴埋め形式のサマリー問題が出題される頃には、本文のどこに何か書かれているかだいたい把握しているはずなので、間違っても最初から本文を読んだりしないこと! 穴を埋める単語を探すために狙いをつけて目を走らせてください。じっくり読む必要はありません。それから、本文の内容と答えの順番が前後することはまずないので、一つ見つかったら、その後の答えはその後の文章中にあります。これもポイントです。

それからもう一つ、数字や固有名詞、人物名などは最初に目を通しながらちょっと印をつけておきましょう。それらについて問われたとき「あっ、たしかあのあたりに書いてあったっけ」と時間短縮につながります。小さなことかもしれませんが、その何秒かが大切なのです。

類語を勉強しよう

リスニングのところでも書きましたが、リーディングにおいても類語を知っておくことは大切です。実際、ボキャブラリー次第で点をかせげる問題が出題されます。知らなければ無理とあきらめるしかありません。単語を調べたとき、同時に類語を覚える習慣をつけ、コツコツと語彙力を高めていきましょう。

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